Sくん

入会当時:小学5年生 / 静岡市

支援学級に通っている息子の療養目的で、何か音楽はやらせたいと思っていたんです。

私がピアノを習っていたことがありましたので、最初はピアノを習わせていました。

でも、ピアノのことは私も知っていることもあって、演奏や練習への態度をめぐって、口げんかが始まってしまうことも多くなってきてしまい、いったん習わせるのをやめていたのです。

そんな折、フェイスブックの友人の関係でマリンバの先生がいると知りました。

(マリンバなら叩くという行為だからピアノよりはいいかもしれない。私もやったことがない楽器だから、ケンカにもならないかも・・・)

そう思って、まずは私が体験してみようと思い入会してみました。

簡単な曲でも先生が伴奏してくれて、とにかく楽しく演奏できるというのが良かったです。

それを見ていた息子も、「僕もやってみたい」というので、一緒に通うことにしたのです。

入会の後、すぐにあった七夕祭りでは、妹とも一緒に演奏ができて、親としてはすごく嬉しかったし、演奏をやり遂げたことは本人の自信にもなったようです。

・・・

その後、中学に進んだ息子は教室での経験をいかして、吹奏楽部に入りました。

この時、顧問の先生が教室の先生と知り合いだったというご縁もすごくありがたかったです。

支援学級の子供は「何かあったら責任が取れないから」という理由で、色々な体験、経験に制限がかかってしまうことがあります。

息子が音楽教室にすでに通っていること、顧問の先生と教室の先生がケアをしてくれることを約束してくれたことで、入部が認められました。

先生の口添えがなかったら支援級の子が吹奏楽部に入ることは難しかったと思います。

結果、コンクールにも参加し、個人でコンクールにも参加できるまで成長できました。

本当にありがたかったです。

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楽しそうに通うお兄ちゃんの様子を見て、妹も一緒に習いたいと言い始めました。

以前は、幼稚園併設のピアノ教室の先生にお世話になり、のんびりピアノを楽しんでいましたが、マリンズに入会してからは「こうするともっと音がよくなる」とかいろいろな知識を教えてもらえているおかげで、ぐんぐん上達して、娘の意欲も上がっているような気がします。

コンクールに参加できたことも良い経験となりました。

やはり、緊張するような舞台に立つことでしか学べないことがあると思います。

思い切って教室を変え、マリンズの先生に出会えたことで、より豊かな表現力・技術力を目指せるようになり、新しい音楽の世界が広がって本当によかったねと、家族みんなで話しています。

娘が2歳の頃に偶然出掛けた商業施設でのマリンズルームのステージ発表でした。

お揃いの制服を着た子供達が、すごく楽しそうに演奏しているのが、とても印象的でした。

・・・その後、娘が幼稚園の年長さんに上がる頃です。

「何か、習い事を始めようか」と家族で話していました。

「演奏会で見たマリンバは?お父さん、あの音、好きだな」

と夫が言ったことで、マリンバ教室を探すことにしました。

その後、インターネットで調べてマリンズルーム音楽教室にも見学に行きました。

マリンズは私たちの自宅からはかなり遠くて、もし通うとしたら高速道路で向かうことになります。

それで最初はためらっていたのですが、「せっかく習わせるのだったら、遠い近いではなく、こどものためになるかどうかで選ぼう」と決め、見学に行ったのです。

私が「子供同士でケンカや言い合いになってしまうことはありますか?」と聞いたところ、江村先生は

「トラブルはありますよ。いろんな子供がいますので。」

「音楽や自分にちゃんと向き合う子もいるし、逃げ出してしまう子もいるし。それぞれの子供にちゃんと向き合って、その子と一緒に成長していけたらと思っています 」

と言ってくれました。

本当だったら言いにくいことなんだと思いますが、正直に話してくれて、この先生は音楽にも子供にも真摯に向き合ってくれる先生だなと思いました。

一緒に見学に来ていた夫も、そう思ったようですぐに入会を決めました。

一人っ子で兄弟姉妹がいないので、教室で他の子たちと触れ合えるのも、とても良かったと思っています。

特にお姉さんたちにはかわいがってもらって、娘も膝の上に乗ったりして甘えていました。

そういったこともあって、教室に行くのが大好きでした。

ある時、教室に行く途中の高速道路で渋滞にハマってしまったのですが、

「早くレッスンに行きたいの! 前のクルマ、追い越して!」

と大泣き。

そんなにマリンバの事が好きなのか~と困りながらも嬉しくて運転しながらニヤニヤした事を覚えています。

・・・

その後、レッスンに通うことで演奏が上手になる以外にも、様々な変化がありました。

もともと“泣き虫”な子だったのですが、壁にぶつかっても投げ出さない姿勢が身につきました (大泣きしながらですが)。

できない自分がイヤで、できるようになるまで頑張り抜くようになったのもマリンズルームに通うようになってからです。

先生が「うまく失敗させてくれる」から、良い加減で挫折を味わうことができているのだと思います。

失敗のない道をお膳立てしてくれる教室ではありません。

わからなかったことがわかるようになってくると楽しい

出来なかったことが出来るようになると嬉しい

そんなことを体験させてもらえたのは、娘にとって一生の宝ものになると思います。

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人として大事な“礼儀”も、教室で学んだことが大きいです。

お月謝が引き落としではなく、子供に持たせて先生に手渡しをするというかたちだったおかげで、「大切なお金を丁寧に渡す」ということが身につきました。

封筒に名前を書く、それが渡す相手に見えるように回してから手渡す、その際に「よろしくお願いします」など一言を添える…先生が小さい頃からしっかりと指導してくれ、また礼儀正しいお兄さんお姉さんがいてくれたおかげだと思います。

そうした日常のちょっとしたことを教わってこれたおかげで、「ちゃんとごあいさつができてえらいねぇ」、「礼儀がなっていて良いねぇ」とどこに行っても褒められていました。

兄弟もいとこも親戚もいないような環境なので、この教室でいろいろな人と触れ合えて成長させてもらえたと思っています。

大きくなった今でも、オンオフがはっきりわかって、よそ行きの態度がちゃんと取れるようになりました。

この子という人間を作る上で、親が教えられないことを教えていただきました。

本当にありがとうございます

Kちゃん

入会当時:5歳 / 静岡市

Mさん

入会当時:60歳 / 静岡市

新聞に載っていたマリンズルームの演奏会を見に行ったのがキッカケです。

私と同じように年配の方が、先生のサポートを受けながら、ご夫婦で演奏されているのを見て、

( ああやって助けてもらえるなら、私にも出来るかも… )

と思いました。

小学校の頃、木琴の担当になり、学校の先生に「君は筋がいいね」と言われたことがあって、親に木琴を買ってもらいました。

その木琴が自宅にあったことも背中を押してくれました。

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レッスンは本当に楽しくて、長く続けられています。

以前は“ばね指”で悩んでいたのですが、マリンバの練習で動かしていたことが良かったのか、症状はすっかり良くなりました。

「いかねばならぬ」と自分を鼓舞する場所があるのはいいですね。

主人に一緒について来てもらっているのですが、主人も家を出るきっかけになっています。

ずぅーっと家にいたら、心も体も滅入ってしまいますからね。

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うれしかったのは、毎年恒例の七夕祭りの演奏会で孫とも一緒に演奏ができたことです。

もう6年間も孫との共通の話題ができて本当に幸せです。

金婚式の時には、自分で金婚式の曲を演奏しましたし、その他にもいろんな発表会に出させてもらって、その都度、お友だちが聞きに来てくれて、ブラボーと言ってくれたりしました。

人生の励みになっています。

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中でも一番の思い出になっているのは、マリンズルームの「10周年記念コンサート」で演奏させてもらったことです。

若い子たちと一緒の舞台。

「月の砂漠」が難しくて、何回も練習してやっとできるようになりました。

舞台袖で一緒に出番を待っている小さな子たちがかわいくて、この時に撮ってもらった動画を、よく同窓会などで友達に見せています。

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通い始めてから、もう13年が経ちました。

小中学校も皆勤賞でしたので、これからも休まず通い続けたいと思っております。