吹奏楽コンクール支援級Sくんの夏!

静岡県の吹奏楽コンクールが終わりました。

県大会は音源審査となってしまいましたが、、、

それでも、昨年度の中止を考えたら開催されたことに感謝をせねばなりませんね。

中3のSくんは、支援級に在籍していますが、本人とご家族の希望により中1の時から吹奏楽部で頑張っています。

支援級のように一人一人に合った丁寧な対応ではなく、一斉連絡のような事が当たり前の部活。

大変なこともあったかと思いますが、Sくんのための特別な配慮ができないという中で始めた部活。納得して部活加入していますので、受け入れてくださった学校側には感謝しかありません。(ちなみに、Sくん以前は通常級に混ざって支援級の子が部活活動することはなかったそうです)

最後のコンクールとなった今年度はシロフォンのソロがたーくさんある曲でした。

ややこしい話になると????になってしまうSくん。

Sくん)ここは、裏拍で入るみたいですがどうしたら良いですか?

私)私が合奏レッスン出でいるわけではないから私にはわからないよ?わざわざ縦がズレるように変えるっていうことはしないと思うけれど、本当に合奏のレッスンで裏拍にするって言われたの??おんなじ動きをする他の楽器も全部変更になるの?その子たちにも確認したの??

S)変更になったみたいみたいだけど、本当に決定したかが僕はわからないです。でも、お母さんはリエコ先生に聞きなさいって言いました

私)そのレッスンに同席していないからわからないものはわからない。こういうふうに決まったからリエコ先生教えてください言われたらその通りに教えてあげるよ。お母さんは関係ないよ?

Sくん)黙ってかんがえて、、、数分後。顧問の○○先生に確認してきます。

私)そうだね。わからないことは自分で聞きにいってこなくちゃね。お母さんでも先生でも、合奏レッスン出でいないんだからわからないよ。

数日後

裏拍っていうのは練習方法のことで、楽譜通りに演奏するということでした。

自立という部分でも成長させてもらった部活ではないかと思います。

困ったら自分で聞きに行くという当たり前のことができるようになって欲しくて何度も先生の元へ確認に行かせました。

僕は支援級だから、、、とよく口にしていたSくんですが、私は敢えて厳しく、、、

話がたくさんで混乱してわからなくなるなら、自分でもう一回確認に行く。わかる人に聞く。支援級だからやれなくていいのではないよ!自分で助けを求められる人にならないとね、周りはみんな助けてくれるはずだよ!支援級だからわからないままでよいのではない、支援級だからこそ自分で教えてくださいと言える人にならないとダメだよ!

そんなことを言い続けた中学時代だと思います。

コンクール終わり、最後の文化祭に向けて練習中、、、

レンタルしたシロフォンの紐が切れてそうです。

頑張った証拠だなぁ!

残りの部活を仲間たちと共にやり切ってほしいです。

↓こちらはホール練習でのSくん。お母様から画像をいただき掲載許可いただきました。

暑い夏はもうしばらく続きますね。

※楽器レンタルはマリンズルームに在籍の生徒に限り貸し出ししています。外部の方には貸出しておりません。

たのしくおんがく!!