Happy Wedding ‼
先日、かつての教え子、Hさんの結婚式でした。(この子は普段から「ちゃん」ではなくて「さん」で呼んでいました。)
教えた生徒、一人一人に対して、私はいつでも真摯に向き合ってきたつもりです。
だから、性格とかよく覚えていますし、その子に応じて指導方法も変えています。
出会いも別れもある意味、強烈だったHさん。
それは、Hさんの「自分らしさ」故です。
自分の想いも強くあり、自分で道を決めてきたHさん。 うまくいかなくて反発し反抗した時期とマリンバで私がお付き合いさせていただいた時期が重なっています。
私に取ったら、生徒たちの反抗期は大したことはありません(笑) 私も真剣ですし、逃げませんから。
Hさんは、「もう先生とは話したくない。ほっといてください!!」と別れています。
内容は書きませんが、お母さまもお父様も手を付けられず、お母さまは私の前でも涙を流しつつ謝罪されました。
いつか、私の言ったことが分かってくれる時が来るといいなと思いつつも、月日が流れていきます。
5年後、お母さまからの連絡がありました。その時のブログがこちら。
私はHさんの勇気に応えることにしました。 「過去を謝りに来れたら、行くよ」と返事しました。
今年の母の日過ぎてすぐ、彼女は私に母の日のプレゼントをもって謝罪に来ました。
その時も私、うれしくて記事を書いています。→こちら
そんなこんなで迎えた当日でした。
ステンドグラスがとっても美しかった。
雲一つない青空でした。
私が気になった余談。このバルーンを投げた広場は手回しオルガンでのBGMでした。
クリスマスの曲でした。
音のなるものはやっぱり気になる。
披露宴
ちゃんと、私を「恩師」と書いてくれていました。うれしく思いました。
お色直しもシンデレラのドレスに。
彼女を知っている人は、彼女のディズニー好きを知っているでしょう!
最後の花束贈呈も、なんとワンコちゃんたちのぬいぐるみでした。
「仲直りできてよかった」
私は、音楽を通じて、「人を育てたい」のです。だから、大人になったときにね・・・と子供たちにもよく話をします。
その子にとって最良のご縁が繋がれるように、最大の努力をしているつもりです。
音楽独特の師弟関係の厳しさもあります。そこまでするものなのか?と思うこともあるかと思います。
でも、今回の結婚式で、お父様もお母さまも「先生のおかげで」とすごく感謝をしていただけました。
私が全力でぶつかってやってきたことは、間違っていなかったのかなと、少し自信につながった日にもなりました。
Hさんが私のところに謝りに来るまで6年。
社会に出て、指導する立場になって気が付いたこともあるのでしょうね。
そこで、謝りに来れた彼女はすごい!!と私は思います。
私にはできないとこかもしれない。
若いけれど、私は彼女の勇気を誉めてあげたいし、一人の大人同士として見習いたい。
そのまま、謝らないままに月日を過ごすことだって簡単にできたはずです。
こんなガッツのある若者が、増えてほしいです。
Hさんへ、私は変わらずここにいます。
いつでもまた、遊びに来てください。
末永く幸せに・・・
たのしくおんがく!!
※写真の掲載許可、Hさんに承諾いただいております。